30日以内の就労を認める短期滞在ビザ「PLS@XPATS」を導入

(マレーシア)

クアラルンプール発

2022年10月19日

マレーシアでは10月以降、外国人専門家に対する短期滞在ビザ「ソーシャル・ビジット・パス(PLS)」を使用した短期就労が可能となった(出入国管理局ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。10月3日付で導入された「PLS@XPATS外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」では、外国人専門家が緊急かつ重要な仕事に従事する場合、最長30日間の就労が認められる。

日本人であれば、観光ビザでも最長90日間滞在ができるが、面談を除く一切の就労行為は認められない。何らかの業務を行う場合には、「雇用パス」もしくは「プロフェッショナル・ビジット・パス(PVP)」の取得が義務付けられていた。ただし、これらパスの取得には時間がかかり、急な用務や数日間の短期業務に際して取得の手続きコストが非常に大きかった。PLS@XPATSの導入は、この問題の解消につながるとみられる。例えば、急に発生した修理や修繕への対応、物産フェアなどの短期プロモーションの実施、会社立ち上げに関する事前業務の実施などのケースで、活用が見込まれる。

パスの取得が認められる分野は(1)セキュリティー・防衛、(2)製造、(3)建設、(4)健康・医療、(5)石油・ガス・エネルギー、(6)金融・銀行、(7)電気電子、(8)小売り・卸売り、(9)観光、(10)専門サービス、(11)一次産品、(12)教育、(13)農業、(14)航空、(15)ITインフラ。民間のみならず、公的部門や政府系企業も利用できる。

ビザを取得するには、入国前に受け入れ会社または対象者本人が、上記PLS@XPATSのウェブサイトを通じて事前に申請する。主な提出書類は、受け入れ会社からの申請レター、パスポートのコピー、受け入れ会社の会社情報、職務内容およびスケジュール、Eチケット。書類に不備がなければ、3営業日以内にパスが発給される。

問い合わせ先は、出入国管理局のメール(plsxpatesd@imi.gov.my外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

(吾郷伊都子)

(マレーシア)

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