ロシア、ウクライナのへルソン州とザポリッジャ州を国家承認

(ロシア、ウクライナ)

欧州ロシアCIS課

2022年10月03日

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は9月29日、ウクライナ南東部のザポリッジャ州および南部のへルソン州を国家として承認する大統領令に署名、即日発効した(2022年9月29日付大統領令第685号外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます686号外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

国家承認の根拠について、9月23日から27日まで両州で行われたロシアへの編入の賛否を問う「住民投票」と称する活動の結果を挙げている。ロシアへの編入に「賛成する」票の割合は、ザポリッジャ州では93.11%、へルソン州では87.05%だった(「ノーボスチ通信」9月27日)。

プーチン大統領は2022年2月21日、ウクライナ東部でロシアへの編入を求めるウクライナ東部の分離独立派が実効支配する「ドネツク人民共和国」および「ルガンスク(ルハンスク)人民共和国」を国家として承認する大統領令に署名している(2022年2月24日記事参照)。両「共和国」でも9月23日から27日まで「住民投票」が行われており、「賛成」票の割合はそれぞれ99.23%、98.42%だった。

(宮下恵輔)

(ロシア、ウクライナ)

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