ベンガルール商工会議所、世界初の海外事務所を東京に開設

(インド、日本)

ベンガルール発

2022年10月12日

ベンガルール商工会議所(Bangalore Chamber of Industry and Commerce:BCIC)の海外初となる事務所が東京に設置され、10月6日、在日インド大使館において記念式典が行われた。

BCIC外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは、カルナータカ州内の製造業、IT、バイオ、エンジニアリング、コンサルタント、法律事務所など約850社からなる企業により構成されており、農業・食品加工、金融、エネルギー・インフラ、製造業をはじめ、20近くに上る委員会に分かれている。同州で最大の企業団体であり、ビジネス上の重要課題に関するセミナーやワークショップなども活発に行っている。

また、同州内の貿易・投資促進を図ることもBCICの重要な活動の1つとなっており、これまで多くの国・地域の商工会議所や主要機関と覚書(MoU)を締結し、国内外のネットワークの維持向上に努めてきた。今般のBCICの東京事務所の開設に当たって、ジェトロは2021年にMoUを締結し、その活動を支援してきた。BCICにとって東京事務所は海外初の拠点で、日本からの投資誘致、2国間の貿易拡大に対する期待の高さがうかがえる。

式典は、在日インド大使館内ホールと、ベンガルール市内のBCIC本部内会議室をつなぐハイブリッド形式で行われた。在日インド大使館のサンジェイ・クマール・バルマ大使や、ジェトロの仲條一哉理事らが祝福のメッセージを寄せた。

BCICの役員メンバーの1人は「日本は重要なパートナー。海外初の拠点として東京を選んだのも、今後の2国間の経済活動の拡大を見据えたものだ」と語る。

今後のBCICと日本側の交流拡大に大きな期待が寄せられる。

写真 BCIC東京事務所開所式典(BCIC本部)の様子(ジェトロ撮影)

BCIC東京事務所開所式典(BCIC本部)の様子(ジェトロ撮影)

(水谷俊博)

(インド、日本)

ビジネス短信 9cfd51f7fb339d91