入国規制を緩和、新型コロナワクチン接種未完了者の入国も可能に

(フィリピン)

マニラ発

2022年10月27日

フィリピン政府は入国ガイドライン外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを改定し、これまで入国できなかった新型コロナウイルスワクチンの接種未完了者(注)の同国への入国を条件付きで可能とした。接種未完了者はフィリピン入国後、到着日を初日として5日目に受ける新型コロナウイルスのRT-PCR検査の陰性証明を得るまで、検疫局が認めた施設での隔離措置を受ける必要がある。

ワクチン接種完了者については、「出発国・地域の出発前48時間以内に実施した陰性のRT-PCR検査結果」「3回目(ブースター)接種したことの証明」、あるいは「24時間以内に実施した陰性の抗原検査結果」を提示できる場合は、フィリピン到着後、施設隔離を課されない。

なお、フィリピン政府はさらに入国規制を緩和するとの報道が出ているが、10月26日時点で政府からの正式な発表はない。

(注)接種完了とは、ファイザーなど2回接種する種類のワクチンを2回接種済み、あるいはヤンセンなど1回接種する種類のワクチンを接種済みのことを指す。

(吉田暁彦)

(フィリピン)

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