米鉄道労使交渉、暫定合意を否決の組合IAMが2度目の暫定合意を締結

(米国)

ロサンゼルス発

2022年09月30日

全米の貨物鉄道会社を代表して交渉を担う全米輸送会社会議委員会(NCCC)は9月27日、国際機械工航空宇宙労働組合(IAM、組合員数4,900人以上)と2度目の暫定合意を締結したと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

IAMは8月29日にNCCCと暫定合意に達したが、組合員による9月13日までの投票でそれを否決し、NCCCと再交渉していた。2度目の暫定合意では、大統領緊急委員会(PEB)の勧告の内容に加え、2025年まで医療福祉プランの従業員負担は月額398.97ドル以下にすることなどが盛り込まれている。IAMは新たな暫定合意を組合員の投票にかけ、11月20日までに承認するか否かを判断する予定となっている。

各組合における暫定合意の承認プロセスに注目

暫定合意は、各組合の組合員による承認をもって正式に発効する。9月29日現在、交渉に参加した12組合のうち3組合が承認手続きを完了した。11月中旬までには全組合が承認するか否かの判断を終える予定。

なお、米国2大鉄道組合の機関車電車工同盟(BLET)と板金・航空・鉄道・運輸組合輸送部門(SMART-TD)は投票期日を11月17日と設定している。両者は、交渉が難航し、ストライキなど実力行使に訴えることが可能になる9月16日ぎりぎりまで、NCCCと対立していた組合だ(2022年9月16日記事参照)。この2つの組合は組合員数も多く、強硬派とみられており、暫定合意の承認プロセスの動向にも引き続き注視が必要だ。

(永田光)

(米国)

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