2022年上半期の貿易、輸出入とも大幅増加

(コートジボワール)

アビジャン発

2022年09月30日

コートジボワール経済財政省経済総局(DGE)が9月に発表した経済動向統計表によると、2022年上半期の貿易額は、輸出が前年同期比24.8%増の5兆3,119億CFAフラン(約1兆1,155億円、1CFAフラン=約0.21円)、輸入が54.7%増の5兆2,343億CFAフランとなった(添付資料表参照)。同国の貿易は恒常的に黒字で推移しているが、2022年上半期は輸入の増加が輸出を上回り、黒字幅は前年同期比91.1%減の776億CFAフランに縮小した。

輸入額の大幅増加は主にCFAフランの対ドル・ユーロ安や、ウクライナ情勢による穀物、石油、肥料などの価格高騰に起因している。輸出と輸入の平均価格(注)はそれぞれ15.9%増、45.4%増となった。数量ベースでは同7.6%増、6.4%増だった。

主要輸出品目をみると、最大の輸出品目のカカオ豆は、数量ベースでは横ばいだったが、国際価格の軟化で金額ベースでは4.6%減少した。そのほかの農産物では、天然ゴムが価格上昇と増産によって43.9%増、綿花が57.5%増、カシューナッツが3.4%増だった。石油製品は数量ベースでは横ばいだったが、油価の高騰で金額ベースでは55.6%増加した。また、原油は価格高騰と生産増加によって約2.7倍だった。一次加工品では、カカオ調製品が数量で16.4%増加したことから金額を押し上げ、11.8%増となったほか、パーム油が約2.3倍の大幅増だった。

主要輸入品目では、石油製品と原油が油価の高騰と需要増で金額を押し上げ、それぞれ約3.2倍、約2.6倍になった。そのほか、一般機械が10.7%増、輸送機器が12.1%増、コメが40.1%増、クリンカーが22.4%増、肥料が24.8%増だった。輸入価格の高騰に加え、堅調な内需を反映して軒並み大幅に増加した。

(注)当該期の総額を総量で割った1トン当たりの額。

(渡辺久美子)

(コートジボワール)

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