新型コロナ第5波ピークアウトに伴い屋外マスク着用を任意化

(ボリビア)

リマ発

2022年09月02日

ボリビアのジェイソン・アウサ保健スポーツ相(MSyD)は830日の記者会見で、全国の感染者数が2022年第33週(8月第3週)から34週目(8月第4週)にかけてマイナス36.0%(4,116人減少)の7,198人を記録したと発表し、感染第5波がピークアウトしたと述べた。

今回の減少に伴い、アウサ保健スポーツ相は、「国家緊急衛生戦略委員会」を招集した上で、同日にMSyD省決議第008号を公布し、屋外におけるマスク着用を任意にすることを発表した。また同省からの提言により、労働雇用社会保障省も同省決議第1001/22号で、91日以降の労働時間を引き続き8時間に維持した上で時差出勤の奨励を行った。

MSyD傘下の国家保健情報システム疫学監視網(SNIS-VE)による829日の発表では、同国における2022年第34週(8月第4週)の新型コロナウイルスの累計感染者数は1099,718人、累計死者数は22,194人に上っている。地域別では、東部サンタクルス県が累計感染者数398,220人(構成比:36.2%)、累計死者数8,977人(40.4%)と最も多く、次いでラパス県が累計感染者数197,907人(18.0%)、累計死者数3,137人(14.1%)となっている(添付資料表参照)。

(設楽隆裕)

(ボリビア)

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