8月の輸出額は36.2%増、欧米以外の輸出拡大が今後の鍵に

(バングラデシュ)

ダッカ発

2022年09月22日

バングラデシュ輸出振興庁が9月に発表した輸出統計外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、20228月単月の輸出額は46700万ドルで、前年同月比36.2%増となった。また、20227月から8月までの輸出額は859,182万ドルとなり、前年同期比25.3%増加した。輸出の82.8%を占める衣料品は、711,267万ドルで26.1%増と堅調だった。そのうち、ニットは20.2%増の391,568万ドル、布帛(ふはく)は34.2%増の319,699万ドルだった。

ダッカ日本商工会の竹内幸太郎繊維部会長(日華化学ダッカ事務所長)は「今年度78月の衣料品輸出は堅調だったが、ウクライナ情勢に起因する欧米における高水準のインフレにより、衣料品に対する消費の優先順位が下がり、欧米ブランドからの受注が減少傾向にあると聞いている。また、国内のガス供給不足により、衣料品の原材料となる生地の染色加工が制限され、衣料品の生産量が落ちている工場も多い。そのため、910月は主要市場である欧米向けの衣料品輸出は減少することが予想されており、バングラデシュ企業は日本、インド、韓国、メキシコなどを新たな輸出先として注目している。今後、これらの市場に衣料品輸出を伸ばせるかどうかが、国全体の輸出額を増加させる重要な要素となる。中長期的には、高付加価値な合繊素材の加工技術レベルを上げることも、バングラデシュの衣料品産業において競争力を高める重要な要素と考えている」と話す。

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

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