サンパウロ州・市が公共交通機関でのマスク着用義務を撤廃

(ブラジル)

サンパウロ発

2022年09月22日

ブラジルのサンパウロ州およびサンパウロ市は9月8日、同日付で州政令67,096号および市政令61,791号を公布し、バスや地下鉄などの公共交通機関においてマスク着用義務を撤廃し、即日施行された。なお、医療サービスを提供する場所では引き続きマスクの着用が義務付けられる。

サンパウロ州政府はこの度の決定理由について、州内の新型コロナウイルス感染者による入院および死亡の状況が改善していること、また新型コロナワクチンの2回接種率が高いことを挙げている。サンパウロ州政府が公表するデータで確認したところ、9月15日時点では同州内の1日当たりの入院者数は134人、死者数は16人(いずれも7日間移動平均)。ワクチン接種に関しては、2回目接種済みが89%(州人口比)となっている。

(エルナニ・オダ)

(ブラジル)

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