8月の消費者物価、前年同月比5.7％上昇

韓国企画財政部は9月2日、8月の消費者物価が前年同月比で5.7％上昇し（添付資料表1参照）、農産物や石油類を除いたコア物価は同4.4％上昇したと発表した。

品目別にみると（添付資料表2参照）、農畜水産物は、備蓄の放出や関税割り当ての実施などの効果によって畜産物・水産物の価格上昇が抑えられたことから、上昇率が縮小した（7月：7.1％、8月：7.0％）。石油類は、原油価格下落などの影響が価格に本格的に反映され、上昇率が大幅に縮小した（7月：35.1％、8月：19.7％）。個人サービスは、夏季の繁忙期の需要増などで外食の価格上昇率が拡大し、外食以外も対面型サービス業種を中心に上昇が続いたため、高止まりとなった（7月：6.0％、8月6.1％）。

（当間正明）