中国、習近平国家主席のSCOサミット出席発表、新型コロナ以降初の外国訪問

(中国、カザフスタン、ウズベキスタン)

北京発

2022年09月14日

中国外交部の華春瑩報道官は9月12日、習近平国家主席が9月14日から16日にウズベキスタンのサマルカンドで開催される上海協力機構(SCO)の第22回首脳会議に出席することと、カザフスタンのカシムジョマルト・トカエフ大統領とウズベキスタンのシャフカト・ミルジヨエフ大統領の招待で両国を公式訪問することを発表した。習国家主席の外国訪問は新型コロナウイルス感染拡大以降では初となる。外国首脳との対面での会談は、2022年7月26日に訪中したインドネシアのジョコ・ウィドド大統領との間で行って以来となる。

外交部の毛寧報道官は9月13日、今回の訪問は中国にとって10月16日に開幕する中国共産党第20回全国代表大会(2022年9月1日記事参照)に先立つ最も重要な首脳外交活動とコメントした。習国家主席は両大統領とそれぞれ首脳会談を行うほか、SCO首脳会議に出席する国家指導者と、SCOの枠組みでの協力や重要な国際問題、地域問題について意見交換を行うと述べた。

SCOは2001年6月に中国、ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタンによって創設された常設の政府間国際機構で、毎年1回開催される首脳会議(元首理事会)が最高意思決定機関となっている(注1)。今回の第22回SCO首脳会議では、ベラルーシの加盟承認手続きの開始や、アゼルバイジャン、アルメニア、カンボジア、ネパールへのオブザーバー国ステータスの付与、バーレーンとモルディブへの対話パートナーステータスの付与などについて議論される見通しとなっている(「財新」9月9日)。

2022年は中国がカザフスタン、ウズベキスタン両国と国交を樹立して30周年に当たる。また、習国家主席にとって、カザフスタン訪問は2013年、2015年、2017年に次いで4回目(注2)、ウズベキスタン訪問は2013年、2016年に次いで3回目となる。外交部の毛報道官は、両国が中国にとって全面的な戦略的パートナーであり、「一帯一路」構想の重要な沿線国と紹介した上で、今回の公式訪問によって中国と両国の関係は新たな発展の段階に入ると述べた。

(注1)SCOにはその後インド、パキスタンが加盟したほか、2021年9月の第21回首脳会議ではイランの加盟を認め、加盟手続きを開始した(2021年9月21日記事参照)。

(注2)習国家主席は2013年のカザフスタン訪問の際、「一帯一路」構想の一部の「シルクロード経済ベルト」について初めて提起した。

(小宮昇平)

(中国、カザフスタン、ウズベキスタン)

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