南部ベンチェ省、愛媛県と経済協力に関する覚書締結

(ベトナム、愛媛)

ホーチミン発

2022年08月12日

ベトナム南部ベンチェ省は81日、愛媛県と経済協力に関する覚書を締結した。同日に署名式典がベンチェ省人民委員会の公舎で行われ、ベンチェ省からチャン・ゴック・タム人民委員長、同副委員長らが出席。日本側からは中村時広愛媛県知事のほか、愛媛県議会議長、愛媛ベトナム交流協会の関係者、駐ホーチミン日本総領事らが参加した。

式典では、経済開発における両者の強みと可能性が紹介され、ベンチェ省は、農業、観光、再生可能エネルギーの分野で強みを持っていると説明。愛媛県は、造船業、製紙業、タオル製造、小魚の加工・製造などで日本一の産業があり、かんきつ類や養殖魚の全国有数の産地でもあると紹介した。

タム委員長は「愛媛県と愛媛県内企業が、ベンチェ省におけるビジネス機会を調査・検討することを歓迎したい。プロジェクトを実施するために最適な環境の整備を支援する」と述べた。

中村知事は「双方が関心を持つ協力分野を具体化し、両地域の経済発展や交流を支援していきたい」と発言した。

覚書の有効期限は3年間で、貿易、工業、投資、技術開発、農林水産物加工や人材育成など多くの分野での経済協力を実施する予定。ベトナムの現地報道によると、特にココナツ、ココア、水産物の3つの分野での協力が期待されており、ココナツの殻のバイオマス燃料化、ココナツオイルの美容製品への利用、ココアを使った高品質なチョコレート生産や水産物の加工に注力していくという(「バオモイ・オンラインニュース」81日)。

ベンチェ省は、ホーチミン市から車で約1時間30分の場所に位置し、ベトナム最大のココナツの産地とされている。ベンチェ省によると、2021年の同省の対日輸出額は前年比6.8%増の28,300万ドルに達し、輸入額は12,900万ドル近くとなった。2022年上半期の対日輸出額は、推計で15,400万ドル以上に伸びているという。

(村岡一機)

(ベトナム、愛媛)

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