横浜ゴム、インド新工場でオフハイウェイタイヤを生産開始

(インド)

チェンナイ発

2022年08月24日

横浜ゴムは818日、インド南部アンドラ・プラデシュ(AP)州ビシャカパトナムの新工場でオフハイウェイタイヤ(OHT、注)の生産を開始した(プレスリリースPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます))。新工場は当初、202313月期の開所を予定していたが、世界的な需要増に迅速に対応するため、時期を前倒しての生産開始となった。

これに先立ち、横浜ゴムは816日にジャガン・モハン・レディAP州首相や夛賀政幸(たが・まさゆき)駐チェンナイ日本総領事を招いて開所式を行った(「デカン・クロニクル」電子版817日)。

新工場は、OHTの生産・販売を行うインド子会社ヨコハマ・オフハイウェイタイヤのインド3カ所目の生産拠点となる。ビシャカパトナム港に近いアチュタプラム工業団地に位置し、敷地面積は約39万平方メートル。1,200人以上の雇用を創出する予定で、第2期増強計画ではさらに800人以上を見込んでいる。生産能力はゴム量にして1日当たり69トン。202413月期から生産開始を予定している第2期増強分を加えると、同132トンとなる見通し。

ヨコハマ・オフハイウェイタイヤは「アライアンス」「ギャラクシー」「プライメクス」ブランドのタイヤを生産し、主に北米と欧州市場に輸出する。インドでは、西部グジャラート州ダヘジと南部タミル・ナドゥ州ティルネルベリにも工場を所有しており、ダヘジ工場は2020年に生産能力を1.6倍に拡張完了している。

(注)オフハイウェイタイヤは、農業・林業・建設・産業機械用タイヤの総称。

(淺羽英樹)

(インド)

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