米司法長官、FBIによるトランプ前大統領の家宅捜索を認める

(米国)

米州課

2022年08月17日

米国のメリック・ガーランド司法長官は811日、連邦捜査局(FBI)がフロリダ州パームビーチにあるドナルド・トランプ前大統領の邸宅「マール・ア・ラーゴ」を捜索したことに関して記者会見外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを行い、その事実を認めた。

ガーランド長官は会見において、司法省はフロリダ州南部地区連邦地方裁判所が求める手続きにのっとり、88日にトランプ氏所有の土地および邸宅を捜索したと述べ、トランプ氏もこれに同意したことを明らかにした。また、この捜索を承認したのは軽々しい決断ではなく、それ以外の代替案は存在しなかったとし、本件の詳細は適切な時期と方法をみて発表されると語った。捜索に関連したFBIおよび司法省職員への不当な発言や脅しなどの攻撃があることにも触れ、そのような非難は看過しない姿勢も示した。司法長官によるこうした説明は極めて異例、と複数メディアで報じられている。

トランプ氏はこの記者会見を受け、文書が押収されたことや、文書内容の一部が核兵器に関する機密文書であるなどということはFBIによる捏造(ねつぞう)で、彼らに仕組まれたと非難している。一方、家宅捜索は、国立公文書館がホワイトハウスからマール・ア・ラーゴへ持ち出された資料の返却を求めたことから始まったとしている(「ワシントン・ポスト」紙電子版812)

フロリダ州南部地区連邦地方裁判所が公開した押収品リストPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)によると、押収物は26箱に及び、機密文書11点も含まれている。

この捜索を受け、連邦議会の共和党議員は民主党を非難しており、下院院内総務のケビン・マッカーシー議員(共和党、カリフォルニア州)は89日、「もう十分だ。司法省は容認しがたい状態まで政治を武器化した。共和党が下院を奪還した際には、われわれは直ちに監査を行う」と自身のツイッターに投稿した。また、フロリダ州議会議員のアンソニー・サバティーニ州下院議員は自身のツイッターで、「フロリダ州議会は、連邦政府機関に関する法律を改正する時だ。司法省との一切の関係を直ちに断ち切るべきだ」とコメントした。

(今井未来)

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