サル痘感染者は16人に、感染者と濃厚接触者を隔離
(アラブ首長国連邦)
ドバイ発
2022年08月05日
アラブ首長国連邦(UAE)保健予防省は7月24日、サル痘ウイルス感染症例を新たに3例発表した〔7月24日付国営エミレーツ通信社(WAM)〕。5月24日にUAE国内で初めてサル痘感染者が確認されてから、感染者数は16人となった。感染者の国籍や性別、年齢、行動履歴などの情報は公開していない。
同省はサル痘ウイルスのまん延を防ぐため、保健当局は必要な全ての措置を講じているとし、感染が確認された場合は、同国の統一医療ガイドラインに従い、感染者が回復するまで病院内で隔離するとしている。濃厚接触者も最低21日間の自宅隔離となり、隔離期間中は健康観察が行われる(5月29日付WAM)。
同省は国民に対し、旅行先や混雑する場所では適切な予防・安全対策を行うように呼びかけているほか、サル痘に関する情報については政府発表を参照し、根拠のない情報を広めないよう注意を促している。
(堀池桃代)
(アラブ首長国連邦)
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