米2024年大統領選、共和党候補の2番手にフロリダ州知事浮上、世論調査
(米国)
米州課
2022年08月01日
2024年大統領選挙などに関する世論調査が各種メディアなどから相次ぎ発表され、共和党の大統領候補として、ロン・デサンティス・フロリダ州知事がドナルド・トランプ前大統領に次ぐ2番手で関心を集めていることが分かった。
米国ボストンのサフォーク大学が2022年7月29日、2024年大統領選挙などに関する世論調査結果(注1)を発表した。
それによれば、共和党の大統領候補として誰に投票あるいは支持するかという問いに対しては、トランプ氏43%、デサンティス氏34%、マイク・ペンス前副大統領7%となり、回答者の約3分の1はデサンティス氏を選択した。
また、ジョー・バイデン大統領の立候補を望まないとする割合は69%、トランプ氏の立候補を望まないとする割合は65%といずれも高かった。2022年7月上旬に実施したシエナ大学の世論調査でも、バイデン氏以外の候補者を望む割合は64%に達した(2022年7月12日記事参照)。
バイデン大統領が立候補しない場合、民主党の大統領候補として投票あるいは支持する人物としては、カマラ・ハリス副大統領(18%)、バーニー・サンダース上院議員(バーモント州選出、18%)、ピート・ブティジェッジ運輸長官(16%)が上位に挙がった。
もし、今日中間選挙が行われた場合、民主党、共和党のいずれの候補者に投票するかという問いに対しては、民主党44%、共和党40%と民主党が4ポイント上回った。
米国のメディア「ニュースネーション」および政治専門サイト「ディシジョンデスクHQ」が7月28日に発表した世論調査結果(注2)では、2024年の大統領選挙にバイデン氏が立候補すべきでないとする割合が60.5%、トランプ氏が立候補すべきでないとする割合は56.9%といずれも多数だった。
バイデン氏およびトランプ氏が2024年の大統領選挙に立候補しない場合、民主党、共和党の候補として望ましい人物について聞いたところ、民主党では、ハリス氏(16.1%)、サンダース氏(10.7%)、ギャビン・ニューサム・カリフォルニア州知事(8.9%)が上位に挙がった。一方、共和党では、デサンティス氏(23.4%)がペンス氏(20.5%)をわずかに上回った。ニッキー・ヘイリー元国連大使(4.8%)、テッド・クルーズ上院議員(テキサス州選出、4.7%)などが続いた。
もし、今日中間選挙が行われた場合、民主党、共和党のいずれの候補者に投票するかという問いに対しては、民主党43.7%、共和党42.5%と拮抗(きっこう)している。
(注1)実施時期は、7月22~25日。対象者は、全米1,000人の登録有権者。
(注2)実施時期は、7月22~24日。対象者は、全米1,000人以上の登録有権者。
(松岡智恵子)
(米国)
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