第2四半期の輸出入、通関ベースでは過去最高を更新

(スイス)

ジュネーブ発

2022年08月03日

スイス連邦関税局は719日、2022年第2四半期(4~6)の貿易統計を発表した(プレスリリース)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます。輸出は前期比0.9%増の662800万スイス・フラン(約94,015億円、CHF1CHF=約142円)、輸入は2.4%増の5859,700CHFで、新型コロナウイルス感染拡大により落ち込んだ2020年第2四半期以降8期連続で増加し、ともに過去最高を更新した(添付資料表1参照)。ただし、輸出については、インフレの影響を除いた実質値では前期比0.5%減となっている。

輸出を品目別にみると、増加に特に貢献したのは機械および電気・電子機器(前期比5.2%増)、装身具・宝飾品(12.0%増)、金属(5.7%増)の3品目だった。他方で、最大の輸出品目の化学品・医薬関連品は、主に免疫学製品の輸出減により、前期比1.2%減となった。

輸出を国・地域別にみると、最大の輸出先である欧州は前期比3.4%増となった一方で、アジア、北米向けはそれぞれ0.6%減、0.3%減と微減。日本向けは、最大の輸出品目である化学品・医薬関連品の減少により、6.9%減となった(添付資料表2参照)

輸入を品目別にみると、装身具・宝飾品(前期比25.2%増)、機械および電気・電子機器(6.7%増)、金属(6.5%増)などを中心に、ほぼ全ての品目で増加した。エネルギー製品は、第1四半期に高騰したエネルギー価格の下落の影響を受けて、10.1%減と減少した。

輸入を国・地域別にみると、最大の輸入先である欧州は前期比1.1%減となった一方、アジアと北米がそれぞれ5.3%増、3.6%増と好調だった。特に日本は、23.6%増を記録し、過去最高の輸入額となった。主な輸入品目となっている化学品・医薬関連品のほか、精密機械などの分類に含まれる貴金属を使用した宝飾品および家庭用品、時計が特に増加に寄与した。

なお、ロシアへの輸出については、第1四半期に前期比14.4%減と減少したものの、第2四半期には制裁対象となっていない医薬関連品の輸出増を背景に30.9%増となった。ロシアからの輸入については、前期比36.5%減と大幅に減少した。

(深谷薫、マリオ・マルケジニ)

(スイス)

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