2025年大阪万博に向け、英国閣僚が訪日

(英国、日本)

ロンドン発

2022年08月10日

英国のナイジェル・アダムス内閣府無任所相は7月末、東京と大阪を訪れ、政治家や日英の企業・団体の代表と、2025年の大阪・関西万博に対する日英間のパートナーシップや拡大を続ける日英関係強化について会談した(英政府の8月4日付発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。アダムズ氏は728日、若宮健嗣万博担当相や2025年日本国際博覧会協会の幹部と会談し、万博への英国の参加と、成功に向けた両国の今後の取り組みについて表明した。

アダムズ氏は会談後、次のように述べた。「2025年大阪・関西万博の会場を見学し、英国と日本の歴史的なつながりについて学ぶことができたのは素晴らしい」「万博は、英国の優れた技術革新や文化を紹介し、日本とのパートナーシップをさらに深める素晴らしい機会になるだろう」「関係者との対話では、英日間の深い関心と共通の価値、ライフサイエンス、持続可能性、デジタル技術における重要な国際課題に対して、今後数年間でより綿密に協力していくことが明確になった」。

さらに、同氏は英国企業のビジネスリーダーや在日英国商業会議所と、万博における日英両国の企業の協力可能性について会談した。環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP、いわゆるTPP11)の交渉担当者とも会談し、自由貿易へのコミットメントと、CPTPPに英国が参加する重要性を強調した。

日本銀行によると、2021年の日本から英国への直接投資(ネット、フロー)は2583億円となり、2020年の23,273億円の引き揚げ超過から大幅なプラスに転じている。

(島村英莉)

(英国、日本)

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