米歴代大統領、安倍元首相の死去に哀悼の意表明

(米国、日本)

米州課

2022年07月11日

米国のジョー・バイデン大統領は78日、安倍晋三元首相が銃撃により死亡したことについて声明を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。バイデン大統領は「がくぜんとし、憤慨し、深く悲しんでいる。これは日本にとって、そして彼を知る全ての人にとって悲劇だ。暴力的な攻撃は決して容認できるものではない。米国は、この悲しみの時にある日本と共にある」と述べ、哀悼の意を示した。

さらに、バイデン大統領は同日、安倍元首相の死去に関する大統領布告外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを行った。布告文の中で大統領は「日本の歴史上、最も長く首相を務めた安倍晋三氏は、日本国民の誇りであり、米国の誠実な友人であった。彼は(民主・共和)両党の米国大統領とともに、両国の同盟を深め、自由で開かれたインド太平洋のための共通ビジョンを推進した」と功績を評価した。その上で、安倍氏への追悼の印として、710日の日没まで、ホワイトハウスと、全ての公共施設、全ての軍事施設と海軍基地、国外の全ての米国大使館などで国旗を半旗で掲揚するよう指示を行った。

バイデン大統領は同日、日本大使公邸を弔問に訪れるとともに、岸田文雄首相と電話会談外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを行い、弔意を伝えた。

ドナルド・トランプ前大統領は、自身が創設したソーシャルメディアや公式ウェブサイトでコメントを公表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。「世界にとって本当に悪いニュースだ。安倍晋三氏がいかに偉大な人物でリーダーであったかを知る人は少ないが、歴史がそれを教えてくれるだろう。彼は日本という素晴らしい国を愛し、大切にしていた。彼のような人は二度と現れないだろう」と安倍氏の死去を惜しんだ。

バラク・オバマ元大統領はツイッターにメッセージを投稿し、「私の友人であり、長年のパートナーである安倍晋三氏が日本で暗殺されたことに、衝撃と悲しみを覚える。安倍元首相は、自らが仕える国(日本)と日米同盟関係の双方に尽くしていた。私は、日米同盟を強化するために行った活動、広島と真珠湾を一緒に訪問した感動的な経験をずっと覚えているだろう」と述べた。

ジョージ・W・ブッシュ元大統領もウェブサイトで声明を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますし、「安倍晋三氏は慎み深く、思いやりのある人物であることを知った。安倍晋三氏は、祖国のために奉仕し続けたいと願う愛国者だった」と振り返った。

(中溝丘)

(米国、日本)

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