ウクライナとロシア、穀物輸出再開に関する合意文書に署名

(ウクライナ、ロシア、トルコ、世界)

欧州ロシアCIS課

2022年07月26日

国連のアントニオ・グテーレス事務総長は722日、ウクライナ、ロシア、トルコの3カ国が国連の支援の下、トルコのイスタンブールで、黒海を経由したウクライナからの穀物輸出再開に関する合意文書に署名したと発表した(プレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。国連は、今回の合意によって世界的に急騰する食料価格を安定させ、数百万人に影響を及ぼす飢饉を止めることができるとしている。

主な合意内容は以下のとおり(「インターファクス・ウクライナ」722日)。

a.本合意による食糧輸出を担う全ての船舶に最大限の安全を保障すること

b.国連主導の下、全ての当事国の代表者で構成する共同調整センターをイスタンブールに設置すること

c.当事国の代表からなる検査チームを設置し、本合意による食糧輸出を担う全船舶に対し、トルコ海峡の出入時に同国が指定する港で検査を実施し、無許可の貨物や人員が乗船していないことを確認すること

そのほか、当事国はこの合意に関連する全船舶と港湾施設に対するいかなる攻撃も行わないことなどを定めた。

同合意は全ての当事国が署名した日から120日間有効。一方の当事国が他方の当事国に対し合意を終了または修正する意図を通知しない限り、自動的に有効期間を延長することができる。

(宮下恵輔)

(ウクライナ、ロシア、トルコ、世界)

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