西安市でオミクロン株「BA.5」確認、7月6日から1週間の臨時管理措置を実施
(中国)
北京発
2022年07月07日
中国の陝西省西安市政府は7月5日、新型コロナウイルスのオミクロン型変異株の一種「BA.5」(注)の感染者が市内で相次いで確認されたことを受け、感染拡大を防ぐために7月6日午前0時から市全域で7日間の臨時管理措置を実施すると発表した。
主な内容は以下のとおり。
(1)文化・娯楽・運動施設、農村市場などの営業を一時的に停止する。
(2)飲食店での店内飲食を一時的に1週間停止し、デリバリーやテークアウトに限って提供可能とする(企業の社員食堂などは対象外)。
(3)大規模な会議、研修など、人が集まるイベントの開催を停止する。
(4)幼稚園、小学校、中学校、高校の夏休みを前倒しして一斉休校とする。大学では閉鎖管理を実施する。
(5)全ての党政機関、企業・事業単位、住宅団地、公共の場所、公共交通機関、観光地、飲食店、スーパーなどで厳格な健康コードチェック、体温検査、マスク着用などを義務付ける。
(注)陝西省疾病予防コントロールセンターの専門家の説明によると、「BA.5」は従来型の「BA2.2」よりも感染力が強く、より強い免疫回避能力があると懸念されている。中国で「BA.5」が確認されたのは初めて。
(趙薇)
(中国)
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