新型コロナ感染再拡大で国内移動時の要件を厳格化

(インドネシア)

ジャカルタ発

2022年07月14日

インドネシアでは6月中旬以降、新型コロナウイルスの感染が再拡大している。直近1週間(7410日)平均の1日当たり新規感染者数は2,484人で、6月初旬(530日~65日)の1日当たり340人から大幅に増加している。こうした状況に対し、インドネシアの新型コロナウイルス対応タスクフォースは78日、通達2022年21PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を出し、717日以降の国内移動時の要件を厳格化した。

本通達により、飛行機や鉄道を含む公共交通機関または自家用車で、州・県・市などの地域間の移動を行う場合、新型コロナウイルス検査の陰性証明書の提示が免除されるのは、追加接種(ブースター接種)が完了している旅行者のみとなる。これまでは、規定回数(通常は2回)のワクチン接種が完了している旅行者は、陰性証明書の提出が不要だった。本措置は717日から有効で、通達のポイントは以下のとおり。

  • 3回目の接種(ブースター)ワクチン接種を受けた旅行者は、PCR検査または迅速抗原検査の陰性結果を示す必要はない。
  • ワクチン接種が2回完了している旅行者は、出発前24時間以内に検体採取された迅速抗原検査の陰性結果、または出発前72時間以内に検体採取されたPCR検査の陰性結果を示さなければならない。出発時に3回目のワクチン接種を行うことができる。
  • ワクチン接種が1回のみ済んでいる旅行者は、出発前72時間以内に検体採取されたPCR検査の陰性結果を示さなければならない。
  • 特別な健康状態またはワクチン接種を受けることができない併存疾患のある旅行者は、ワクチン接種義務の規定から除外される。ただし、出発前72時間以内に検体が採取されたPCR検査の陰性結果と、ワクチン接種に参加していない、または参加できないことを示す医師の診断書・証明書を示さなければならない。
  • 617歳の旅行者は、2回のワクチン接種が完了したことを示す証明書を提示する必要がある。その場合、PCR検査または迅速抗原検査の陰性結果の提示は必要ない。
  • 6歳未満の旅行者はワクチン接種の規定から除外されている。PCR検査または迅速抗原検査の陰性結果を提示する必要はない。ただし、ワクチン接種などの新型コロナウイルスに関する規定を順守した同伴者と行動を共にする必要がある。

なお、同一都市圏内の移動に際しては、上記規則は適用されない。

710日の保健省のPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)によると、病床使用率などは逼迫していないが、今後の感染状況悪化に注意が必要な状況だ。

(尾崎航)

(インドネシア)

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