2022年の世界の航空会社トップ20、カタール航空が2年連続1位

(カタール、アラブ首長国連邦、トルコ、中東)

中東アフリカ課

2022年07月27日

航空会社の格付け会社「エアラインレーティングス(AirlineRatings)」は714日、2022年版「世界の航空会社トップ20」を発表した。前年1位のカタール航空が引き続き1位、2位はニュージーランド航空、3位はアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビを本拠とするエティハド航空だった。

同社のランキングは安全性と製品に対する評価や、乗客のレビュー、機体の年数、収益性、環境への配慮などの基準に基づいて、業界の専門家らによって評価・決定されている。

同社は2年連続1位のカタール航空について「イノベーション、製品、業界のリーダーシップに加えて、新型コロナウイルス禍でも30カ月間にわたって世界の重要な航路で運航を続け、過去最高の利益を上げた(注)ことが評価された」としている。カタール航空は同時に「ベストビジネスクラス」も受賞した。

3位のエティハド航空は持続可能な空の旅に向けて、二酸化炭素排出量の削減を目指す「グリーンライナープログラム」など、環境への取り組みのリーダーシップが評価され、「ベスト・環境に配慮した航空会社」も受賞した。

中東系の航空会社ではその他、ターキッシュエアラインズが9位、UAEドバイのエミレーツ航空が16位にランクインした。

(注)カタール航空は、2021/2022年会計年度の純利益が56億カタール・リヤル(約151,200万ドル、1カタール・リヤル=約0.27ドル)となり、25年間の歴史で過去最高だったと発表している(6月16日付同社プレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

(稲山円)

(カタール、アラブ首長国連邦、トルコ、中東)

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