新型コロナ・オミクロン株派生型の感染再拡大に備え防疫状況の点検開始
(韓国)
ソウル発
2022年07月12日
韓国保健福祉部は7月8日、新型コロナウイルスのオミクロン株派生型(BA.4とBA.5)が確認された国・地域で感染が再拡大していることを受け、国内の防疫状況を点検すると発表した。
今回の点検では、農産品や食品の生産・流通施設、公共施設に対する防疫状況について点検を行い、9月までに感染再拡大が懸念される農村観光施設、食肉処理場、花卉(かき)共同販売場など計1万6,000カ所を対象に、現場の防疫状況を点検する。また、農産物の卸売市場など主要な流通施設や公共施設に対し、防疫ルール順守などの自主点検を行うよう指示する。
韓国での新型コロナウイルス感染者数は増加傾向にあり、7月9日午前0時時点の新規市中感染者数は1日当たり2万63人と、1週間前の1万539人と比べ2倍近くなっている。全5,827床の病床使用率(7月8日午後5時時点)は、重症病床が7.8%、準重症病床が16.9%、中等症病床が11.9%で、軽症者用の生活治療センターの稼働率は5.2%と低水準を維持している。
(当間正明)
(韓国)
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