新型コロナ緊急事態宣言を7月末まで延長、若者のブースター接種間隔を短縮
(ペルー)
リマ発
2022年07月01日
ペルー首相府(PCM)は6月30日、同日に期限を迎えた新型コロナウイルス緊急事態宣言を7月31日まで延長する大統領令第076-2022-PCM号を公布した。保健省(MINSA)によると、今回の延長はMINSA傘下の国立疫病対策センター(CDC-Perú)による感染拡大アラートに基づいており、首都リマを中心にアンカッシュ州、アレキパ州、カジャオ特別憲法県、クスコ州、フニン州、ラ・リベルタッド州、イカ州、ランバジェーケ州、モケグア州、パスコ州、ピウラ州、タクナ州などで継続的な感染者数の拡大が見られるためとしている。特にリマ州、アレキパ州、クスコ州、アンカッシュ州の感染拡大が顕著で、感染者の年代は成人や高齢者が多いという。
また、MINSAのホエル・カンディア公共衛生担当副大臣は今回の感染第4波に対応するため、6月29日から12~17歳を対象とした新型コロナウイルスワクチンの3回目接種時期について、現行の2回目接種から5カ月以降を3カ月に短縮すると発表した。MINSAでは特に感染が急速に拡大している首都リマのサンティアゴデスルコ地区、ミラフローレス地区、ラモリーナ地区、マグダレーナデルマル地区、サンボルハ地区、サンイシドロ地区、ヘスースマリア地区でのワクチン接種活動を特化すると共に、引き続きマスク着用や手洗いなどの予防策も講じるように呼び掛けている。
(設楽隆裕)
(ペルー)
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