第一生命、英国インシュアテック企業へ出資

(英国)

ロンドン発

2022年07月19日

第一生命ホールディングスは77日、同社傘下の第一生命インターナショナルホールディングスを通じ、英国団体保険市場で事業を展開するユーライフ(Yulife)に対し約7,500万ポンド(約1222,500万円、1ポンド=約163円)の出資を行ったことをPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)した。

ユーライフは、2016年に創業したロンドンのインシュアテック(InsurTech、デジタル技術を利用した保険分野のサービス)スタートアップ。同社の団体保険外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますに加入する企業・団体の従業員は、10分の散歩などの健康を増進する課題をこなすとアプリ経由でユーコインを獲得することができ、同コインをためて、航空会社のマイレージポイントやギフトカードなどの各種特典外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを受けることができる。ゲーミフィケーション(注)を採用した、従業員が健康増進に継続的に取り組める仕組みだ。第一生命ホールディングスは、本出資を通じて人材派遣などによる知見の共有を行い、ユーライフの先進的なビジネスモデルやノウハウを活用し、同社グループの既存事業の強化を進める予定。

第一生命ホールディングスは、東京、シリコンバレーに続き、20194月にロンドンにイノベーション専担者を配置し(現ロンドンイノベーションラボ)、同社事業とのシナジーを生み出す欧州スタートアップの探索を進めている。

第一ライフ・インターナショナル(ヨーロッパ)の伊豆淳(いずあつし)シニア・ジェネラルマネージャーは、ジェトロのインタビューに対し、「欧州市場は成熟した市場環境や充実した社会保障制度に加え、少子高齢化や環境問題への意識など多くの点で日本社会との共通点を持っており、日本企業にとって学びや将来的なシナジー余地が大きい環境」と評価した。

15月の英国スタートアップ投資額は世界2

オランダのベンチャーキャピタル関連調査会社ディールルームのレポート外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、202215月の英国におけるスタートアップ投資額は156億ドルで、インド、中国を抑え、米国に次ぐ世界2位となった(添付資料図参照)。また、英国スタートアップ投資の分野別投資額(2022年)では、保険業界の近接分野でもあるフィンテックとヘルステックが上位2分野を占めた。

(注)ゲーム以外の環境にゲームの考え方やシステムを導入する動き。

(伊藤吉彦)

(英国)

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