2024年米大統領選挙、トランプ氏支持がバイデン氏をわずかに上回る、世論調査

(米国)

米州課

2022年07月04日

米国ボストンのエマーソン大学は7月1日、2024年大統領選挙などに関する世論調査結果外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(注1)を発表した。詳細な集計データはこちら外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

共和党予備選挙で誰に投票するかという問いに対しては、ドナルド・トランプ前大統領が23.0%と最も多くの支持を集めた。ロン・デサンティス・フロリダ州知事(8.2%)、マイク・ペンス前副大統領(3.9%)、ニッキー・ヘイリー元国連大使(1.3%)らが続いた。

大統領選挙で、バイデン大統領とトランプ氏の直接の対戦を想定した設問では、トランプ氏が43.9%とバイデン氏(39.3%)を4.6ポイント上回った。

連邦議会議事堂襲撃事件に関する公聴会を視聴して、トランプ氏を支持する「気持ちが弱まった」とする割合は34.9%となり、「気持ちが高まった」(31.5%)をわずかに上回った。

また、調査会社エシェロン・インサイツが2022年6月に実施した大統領選などに関する世論調査PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(注2)では、2024年の大統領選が今日行われたら誰に投票するかという問いに対しては、トランプ氏40%、バイデン氏39%となり、トランプ氏が1ポイント上回った。

もし、トランプ氏が共和党候補として立候補しない場合に、予備選が今日行われたら誰に投票するかという問いに対しては、デサンティス氏(39%)、ペンス氏(18%)、ドナルド・トランプ・ジュニア氏(トランプ氏の長男、7%)、テッド・クルーズ氏(テキサス州選出の連邦上院議員、6%)が上位を占めた。

一方、もし、バイデン氏が民主党候補として立候補しない場合に、予備選が今日行われたら誰に投票するかという問いに対しては、カマラ・ハリス副大統領(27%)、ピート・ブティジェッジ運輸長官(12%)、アレクサンドリア・オカシオ=コルテス氏(ニューヨーク州選出の連邦下院議員、7%)、ステイシー・エイブラムス氏(ジョージア州知事選民主党候補、6%)、コーリー・ブッカー氏(ニュージャージー州選出の連邦上院議員、6%)、エリザベス・ウォレン氏(マサチューセッツ州選出の連邦上院議員、6%)が上位に挙がった。

また、2022年11月の中間選挙の重要な争点の1つである「銃規制」について、2022年6月25日に成立した「銃規制法」(2022年6月27日記事参照)の内容に関して聞いたところ、「現時点では妥当」との回答が43%だったが、「銃乱射を防ぐには不十分」との回答が32%となるなど、3分の1近くは内容に満足していないとの結果となった。

(注1)実施時期は、6月28~29日。対象者は、全米の登録有権者1,271人。

(注2)実施時期は、6月17~20日。対象者は、全米の投票予定者1,030人。

(松岡智恵子)

(米国)

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