済南市、日本(山東)輸入商品博覧会を開催

(中国)

青島発

2022年07月25日

中国山東省済南市の済南国際会展センターで715日から18日までの4日間、「2022年日本(山東)輸入商品博覧会」が開催された。済南市人民政府と山東省商務庁が主催し、2021年に続いて2回目となった。開会式には、在青島日本総領事館の井川原賢総領事やジェトロ青島事務所の吉川明伸所長らが出席した。

写真 イベント会場の外観(ジェトロ撮影)

イベント会場の外観(ジェトロ撮影)

写真 展示ブースの様子(ジェトロ撮影)

展示ブースの様子(ジェトロ撮影)

展示会場の面積は約3万平方メートルで、会場内には「ファッション・ライフスタイル」「医療・健康」「スマートライフ」「文化・創作」「サービス貿易」の5つのテーマ別エリアが設置された。スズキやキユーピー、亀田製菓などの企業に加え、宮城県、沖縄県などの自治体など、70を超える日系企業・自治体・関係機関が出展した。会場では主に日本酒や工芸品、化粧品、医療介護用品、スマート家電などの商品が展示された。一部の商品はその場で購入することもでき、来場者による展示商品の売上額は約8,000万元(約16億円、1元=約20円)に達した。出展日系企業の担当者からは「(自分達の)商品に対する反応を確かめる良い機会になった」「商品を見てその場で購入していく人も少なくなかった」といった声が聞かれた。

写真 商談スペースの様子(ジェトロ撮影)

商談スペースの様子(ジェトロ撮影)

また、会場内には商談スペースが設置され、出展日系企業と現地バイヤーとの商談なども行われた。主催者によると、同博覧会には4日間で6万人を超える来場があり、うちバイヤーは約7,500人だった。会期中には合計150件の成約があり、成約金額は1,800万元、取引見込み件数は296件で、約58,000万元に達した。

(西島和希)

(中国)

ビジネス短信 0afaf0f12eae7770