格安航空のジップエア、成田・米サンノゼ線を12月に就航

(米国、日本)

サンフランシスコ発

2022年06月17日

格安航空会社(LCC)のジップエアは6月15日、成田空港と米国カリフォルニア州サンノゼ空港間の直行便を2022年12月に就航すると発表した。予約は今秋の開始を予定している。フライトのスケジュールや料金は今後、同社のウェブサイトを通じて発表する。

同社は2018年に日本航空の完全子会社として設立されたLCCで、現在、成田空港を拠点にバンコク、ソウル、シンガポール、ホノルル、ロサンゼルスの5都市に就航している。

ジップエアの今回の発表を受けて、サンノゼ市のサム・リカルド市長は「サンノゼの市場としての強さとシリコンバレーの継続的な重要性について、世界的な信頼をあらためて示すもの」と歓迎し、「サンノゼ空港への国際線の誘致をさらに進めたい」と述べた。

サンノゼ空港は、シリコンバレーの主要都市サンノゼ市に所在し、2021年度(2020年7月~2021年6月)に約420万人が利用した。利用者は2019年度には約1,500万人に達していたが、その後、新型コロナウイルス感染の流行などにより、大幅に減少していた。直近の1~4月の実績は前年同期比2.4倍の約300万人と回復しつつある。

(石橋裕貴)

(米国、日本)

ビジネス短信 f4c682912f7f34ee