米ニューメキシコ州の知事・連邦下院議員予備選、11月の本選はともに現職と対立政党候補の争いに

(米国)

ロサンゼルス発

2022年06月15日

米国ニューメキシコ州では6月7日、同州選出の州知事、副知事、州司法長官のほか、連邦下院議員などの予備選挙が行われた。

州知事選の共和党予備選では、気象キャスターだったマーク・ロンチェッティ氏が勝利した。同氏はトランプ前大統領の支持は受けていないとされている。11月の本選は、現職知事のルーハン・グリシャム氏(民主党)とロンチェッティ氏が争う構図になった。移民問題や銃規制、中絶問題などが争点になるとみられる。ニューメキシコ州では、1980年代初頭から民主党と共和党の知事が交互に選出されており、現職の知事が再選されなかったのは1994年にさかのぼり、1995年就任のジョンソン知事以降、全員が知事を2期(8年)務めている。各種の調査ではグリシャム氏が優勢とされている。

11月の連邦下院議員選で、同州では3議席が争われる。現在、民主党が2議席(第1、第3選挙区)、共和党が1議席(第2選挙区)を確保している。予備選の結果、本選は3つの選挙区とも現職議員と対立政党の候補者が争う構図となった。第2選挙区では、共和党現職のイベット・ヘレル氏と進歩派民主党のガブリエル・バスケス氏が対決する。

なお、中間選挙では、ニューメキシコ州の連邦上院議員選挙の改選はない。

(永田光)

(米国)

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