ロシアのラブロフ外相がイランを訪問、協力の強化を確認

(イラン、ロシア)

テヘラン発

2022年06月24日

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相が6月22日、イランのホセイン・アミール・アブドゥラヒヤーン外相の招待を受け、イランを訪問。イブラーヒーム・ライーシー大統領、アブドゥラヒヤーン外相らと会談した〔6月23日付イスラーム共和国通信(IRNA)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます〕。

会談においてライーシー大統領は、ラブロフ外相から両国の経済協力の最新動向に関する報告を受け、「両国の大統領と当局者間で進行中の協議は、戦略的協力の新時代を形成しようとする、両国の真剣な意思を示している」とし、「両国の協力を強化することは、独立国に対する米国の制裁と、米国の経済的一国主義に対抗する効果的な方法だ」と述べた。

また、ライーシー大統領は、ラブロフ外相からウクライナの最新情勢の詳細な報告を受けた後、戦争をできるだけ早期に終わらせることの重要性を強調し、イランが外交的解決策を見いだすために協力する準備があるとした。さらに、今回の紛争の原因が、米国とNATOの挑発的な行動にあることに間違いないとし、西アジア、コーカサス、中央アジアを含むあらゆる地域で、NATOの影響力拡大に対する努力をすべきだとした。

これに対して、ラブロフ外相は「イランとの協力のレベルを、戦略的レベルに引き上げる用意と関心がある」と述べた。また、上海協力機構におけるイランの正式加盟の重要性に言及し(2021年9月21日記事参照)、地域や国際的組織におけるイランの役割の拡大に対するロシアの支援を強調した(6月23日付イラン大統領府外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

アブドゥラヒヤーン外相は、会談後の共同記者会見の中で、イランとロシアの包括的かつ長期的な協力協定の最終合意に向けて、協力に関する新たな合同委員会を開催することで一致したとし、経済、貿易、文化、科学、技術などの協力が議題になるとした。また、ラシュト・アスタラ間の鉄道に関する両国の共同投資プロジェクトについても、できるだけ早く完成させたいと述べた(6月23日付IRNA外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

(鈴木隆之)

(イラン、ロシア)

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