中国、エチオピアからの靴輸入が減少

(エチオピア、中国)

アディスアベバ発

2022年06月07日

ジェトロがグローバル・トレード・アトラスを基に、靴(注1)について中国の対エチオピア輸入額(ドルベース)をまとめたところ、2017年の970万ドルをピークに減少を続け、2020年は22万ドル、2021年は10万ドルまで減少していることが分かった(添付資料図参照)。直近の2022年第1四半期(1~3月)では、わずか560ドルとなり、壊滅的な状態だ。

中国のエチオピアからの繊維・縫製品は、2021年87万ドルにとどまっている(注2)。過去の推移をみると、中国の場合、米国やEUと異なり、ニット製品の輸入は皆無に等しい一方で、靴の占める割合が大きいのが特徴的だった。中国のエチオピアからの靴の輸入は、年後半〔第3四半期(7~9月)、第4四半期(10~12月)〕に輸入額が大きくなる季節性がみられる。

エチオピアには、繊維・縫製分野への中国企業の進出が一時期目立ったものの、それらはもっぱら米国や欧州の特恵措置の恩恵を受けて輸出するためと言われていた。事実、中国のエチオピアからの繊維・縫製品の輸入は、米国やEUと比べても少額だ。2020年以降は靴の輸入減少が響いて、今や風前のともしびといえる。

(注1)繊維・縫製品に含まれる。繊維・縫製品はHSコード61類(ニット製品)、同62類(織物製品)、同64類(靴)の合計。

(注2)米国の輸入額は2億6,440万ドル、EUは5,145万ドル、日本は22万ドル。

(関隆夫)

(エチオピア、中国)

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