第39回ハルツーム国際展示会が開催、インド企業が存在感示す

(スーダン、インド)

カイロ発

2022年06月15日

スーダンのハルツームで6月1~8日、「第39回ハルツーム国際展示会」が開催された。スーダンフリーゾーン・マーケット公社(SFZ)が主催し、国内外から300社が参加した。

出席したアマル・サーリフ・サード貿易相は開会式で、スーダンへの投資をアピール。SFZのアルファーティヒ・アワド局長は、1月に参加を表明していた一部の国がスーダンの政治情勢に加えて新型コロナウイルス感染拡大、ロシアによるウクライナ侵攻などの影響で参加を取りやめたことを明かした。同局長は、こうした状況下での開催意義を強調し、スーダンは世界経済に開かれていると述べた。

出展の取り止めがある中で、存在感を示したのがインドだった。輸送機器メーカーのバジャジ・オートはリキシャとオートバイを多数展示した。ゴーヤム・スクリュー・プレスは商業用食用油圧搾機を展示、日本のヤンマーと協力して4輪駆動トラクターを手掛けるソリス・ヤンマー・インディアが代理店を通してトラクターを展示した。

写真 インドのバジャジ・オートの展示(ジェトロ撮影)

インドのバジャジ・オートの展示(ジェトロ撮影)

スーダンの電力不足と電力価格高騰により、今後需要が高まっていくと予測される家庭用太陽光発電の展示も目立った。アラブ首長国連邦(UAE)のウェリオン・ソーラーは自社ブースを出展した。そのほか、代理店を通じて出展されたイギリスのパーキンス、サウジアラビアのリース・テック、インドのルミナス・パワー・テクノロジーズ、中国のロンジなどの製品が来客者の関心を引いた。

写真 UAEのウェリオン・ソーラーの展示(ジェトロ撮影)

UAEのウェリオン・ソーラーの展示(ジェトロ撮影)

スーダン中央銀行(CBOS)は外国為替部門、マイクロファイナンス部門、電子決済システム部門で参加。オムドゥルマン国立銀行は今後普及が進むとみられるVISAカード作成の案内ブースを設けた。

貿易交流の促進と国内企業の振興を図る国際展示会は例年、気候の良い1月に催されてきた。しかし、2021年10月のクーデターとその後の抗議デモの影響で3月に延期され、その後も状況は改善せず、6月に再延期となっていた。開催日が2019年6月3日に起きたデモ参加者虐殺の日とかぶったため、展示場周辺では民衆による抗議活動が行われ、治安部隊が撃った催涙ガスが風で展示場に流れ込んで一時騒然とする場面もあった。2度の延期による周知不足や、開催日の抗議活動によって例年に比べると入場者数は少なかった。

(齊木隆太朗、福山豊和)

(スーダン、インド)

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