米オハイオ州の上院選は接戦の見通し、知事選は現職デワイン氏優勢、世論調査

(米国)

米州課

2022年06月03日

米国ボストンのサフォーク大学は6月2日、オハイオ州の連邦上院議員選挙および州知事選挙に関わる世論調査結果外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(注)を発表した。

5月3日に同州で実施された連邦上院選の共和党予備選では、ドナルド・トランプ前大統領が支持するJ.D.バンス氏(作家、ベンチャーキャピタリスト)が勝利した。民主党はティム・ライアン氏(連邦下院議員)が勝利し、バンス氏と対戦する。現職のロブ・ポートマン氏は出馬しない。

同世論調査によると、バンス氏の支持率は42%と、ライアン氏(39%)をわずか3ポイント上回った。性別では、男性の支持はバンス氏(50%)がライアン氏(35%)を上回ったが、女性の支持はライアン氏(43%)がバンス氏(35%)を上回る結果だった。

連邦上院選挙で重視する点については、「経済」(23%)、「インフレ、ガソリン価格」(20%)が上位を占めたほか、「中絶の権利」(11%)、「ドナルド・トランプ」(9%)、「ヘルスケア」(7%)、「腐敗」(7%)、「銃規制」(5%)、「移民」(5%)などが続いた。

また、州知事選については、予備選の結果、現職のマイク・デワイン知事が共和党候補、ナン・ウェーリー氏(前デイトン市長)が民主党候補となった。

世論調査によると、各氏の支持率はデワイン氏が45%、ウェーリー氏が30%となり、現職デワイン氏が15ポイント上回る結果だった。性別でも、男性、女性ともにデワイン氏(それぞれ49%、43%)がウェーリー氏(27%、32%)を上回った。

(注)実施時期は、2022年5月22~24日。対象者は、オハイオ州の有権者500人。

(松岡智恵子)

(米国)

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