新型コロナ感染再拡大、基本的な予防措置の徹底を

(バングラデシュ)

ダッカ発

2022年06月28日

バングラデシュでは、新型コロナウイルス感染が再度急拡大している。1日当たりの感染確認者数は長らく100人を下回っていたが、6月12日以降に100人を超え、22日以降は1,000人を上回るスピードだ。陽性率については、20日以降、10%を超え、26日は16%と高い水準となった。

こうした感染拡大傾向を受け、在留邦人や出張者にも感染事例が増えており、在バングラデシュ日本大使館は23日、在留邦人や「たびレジ」登録者向けに注意喚起のメール外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを発出した。この状況を踏まえ、会食の制限や在宅勤務などの感染予防措置を再開する企業も出始めている。

7月8日から11日には犠牲祭(Eid ul-Adha)が予定されており、バングラデシュ国内での都市間や国内外の移動も激しくなりそうだ。感染の一層の拡大の可能性もあるため、手洗いやうがい、マスク着用の徹底など、基本的な感染予防措置がさらに重要となるだろう。

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

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