ユーラシア経済連合、インドネシアとのFTA交渉開始を決定

(ロシア、ベラルーシ、カザフスタン、アルメニア、キルギス、インドネシア)

欧州ロシアCIS課

2022年06月02日

ユーラシア経済連合(EAEU)加盟国首脳で構成される最高ユーラシア経済評議会が5月27日にオンラインで開催され、インドネシアとの自由貿易協定(FTA)の締結交渉開始を決定した。EAEU側はFTAによる食料品や化学品などの輸出拡大を見込んでいる。

EAEUの執行組織であるユーラシア経済委員会が27日に発表した声明の中で、アンドレイ・スレプニョフ理事(貿易担当相)は、「インドネシアはASEANの中で最大の経済規模で、世界で4番目の人口を有する。共同研究の結果、EAEUとインドネシアの貿易関係は拡大する可能性が大いにある」と述べた。

スレプニョフ理事は、EAEUから輸出の拡大が見込める品目として、穀物、食肉、アイスクリーム、チョコレート、アルコール飲料、水産物、化学肥料、プラスチック・ゴム製品、自動車などを挙げた。

ユーラシア経済委員会が公表している貿易統計によると、2021年のEAEUの対インドネシア輸出額は10億1,724万ドル(前年比34.1%増)、輸入額は27億2,912万ドル(同44.5%増)。

主要輸出品目は鉄鋼、冷凍魚、ソバ、紙製品。輸出の67.0%をロシア、19.7%をベラルーシ、13.2%をカザフスタンが占める。主要輸入品目は植物性油脂、履物、ステンレス鋼製品、コーヒー、電気製品。輸入の96.2%をロシアが占める。

EAEUが締結したFTAのうち、ベトナム、セルビアとのFTAが発効済み。2019年に締結したシンガポールとのFTAは未発効。2019年10月から3年間有効な中間協定を有するイランとFTA恒久化について交渉中。他、エジプト、イスラエル、インドと締結交渉をしており、モンゴル、アラブ首長国連邦(UAE)と共同研究を行っている。

(浅元薫哉)

(ロシア、ベラルーシ、カザフスタン、アルメニア、キルギス、インドネシア)

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