ジェトロ、カンヌ・フィルム・マーケット2022に出展

(フランス、日本)

パリ発

2022年06月07日

ジェトロは、5月17日から28日まで開催されたカンヌ国際映画祭外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます2022の併設展示会である「カンヌ・フィルム・マーケット外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます2022(5月17日から25日まで開催)」に参加した。ユニジャパンが運営するジャパン・ブース横に、ジェトロの事業者向け(B to B)オンラインカタログサイト「Japan Street」の広報を目的としたブースを設置した。「Japan Street」は、海外バイヤー・ディストリビューターとの商談・取引機会の創出を目的に、日本の企業・商品情報(コンテンツ含む)を掲載しており、ジェトロが招待したバイヤーのみが閲覧可能。

カンヌ国際映画祭は、ベルリン国際映画祭、ベネチア国際映画祭とともに世界三大映画祭とされている。同映画祭は、例年5月に開催されているが、2020年は新型コロナウイルス感染症の拡大により延期の末に中止され、2021年は7月に延期して開催された。第75回となる2022年は例年どおり5月に開催された。

一方、カンヌ・フィルム・マーケットは、ミラノ国際映画見本市(MIFED)、アメリカン・フィルム・マーケット (AFM)とともに、世界三大(映画)マーケットとされている。同マーケットも2020年は中止、2021年は7月にリアルとオンラインのハイブリッド型で実施された。2022年はハイブリッド型ではあるもののリアル主体のマーケットが復活、登録入場者数は1万2,000人超(5月16日付主催者の発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)と、過去最高であった2019年の1万2,527人(来場者数)に匹敵するものとなった。

カンヌ・フィルム・マーケットのジェトロのブースでは、「Japan Street」に掲載されたコンテンツの中から50点ほどの映像作品を小型モニターで紹介した。さらに、「Japan Street」掲載作品などをQRコードを通じて確認できる小型リーフレットを用いて、ブース来訪者に「Japan Street」への登録を促した。

日本の出展者からは、中国はじめアジアからの来場者は少ないものの欧米からの来場者は「新型コロナ禍」以前の水準まで戻ってきている印象を受けたとの声、またリアル展示会への出展によってオンライン展示会・商談会では難しい新規の顧客作りができるとの声が聞かれた。

写真 ジェトロ・ブースの様子(ジェトロ撮影)

ジェトロ・ブースの様子(ジェトロ撮影)

写真 マーケット会場の様子(ジェトロ撮影)

マーケット会場の様子(ジェトロ撮影)

(井上宏一、井上尚貴)

(フランス、日本)

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