米CDC諮問委、5歳未満のワクチン接種で6月17、18日に開催、NY市は2~4歳のマスク着用義務廃止

(米国)

ニューヨーク発

2022年06月13日

米国ホワイトハウスは6月9日、6月2日に発表(2022年6月7日記事参照)した5歳未満の子供への新型コロナウイルスワクチンに関するアップデートを発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。それによると、6月14日と15日に予定されている米食品医薬品局(FDA)による諮問委員会の後に開催される疾病予防管理センター(CDC)による諮問委員会の日程は17日と18日に決定した。

米国では、CDC所長による推奨方針が発表されるとすぐに接種を可能とするため、同年齢層へのワクチンを既に1,000万回分を確保している。そのうち、まず最初に用意された500万回はファイザー・ビオンテック製、モデルナ製ともに250万回分ずつとなっている。6月3日に受け付けを開始してから9日までに、ファイザー・ビオンテック製は在庫の58%、モデルナ製は在庫34%分の注文を受けたとした。残り半分の500万回分も9日から注文受け付けの用意ができているという。同年齢層へのワクチンは、初回分として確保された1,000万回分に加え、追加としてさらに数百万回分が数週間後に確保されるとしている。

ニューヨーク(NY)市のエリック・アダムス市長は9日、新型コロナウイルス新規感染者数の減少に伴い、13日から教育機関での2~4歳の子供へのマスク着用義務を廃止外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますし、着用は任意とすると発表した。また、屋内では引き続き、子供から大人まで全ての人にマスク着用を推奨するとした。NY市は2022年3月7日からビジネスや学校でのマスク着用義務化を廃止したが、当時はワクチンの利用可能性が不透明だった2歳以上5歳未満の子供に対しては、教育機関での着用を引き続き義務付けていた(2022年3月7日記事参照)。

(吉田奈津絵)

(米国)

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