ブラジルで3例のサル痘の感染症例を確認

(ブラジル)

サンパウロ発

2022年06月15日

ブラジルでは、6月14日までにサル痘ウイルス感染症例が3例報告された。6月12日および13日付ブラジル政府系紙「アジェンシア・ブラジル」は、3例全ての感染者の容体は安定していると報じている。

感染症例の1例目は、スペインとポルトガルに渡航歴のあるサンパウロ州在住の41歳の男性(6月10日付サンパウロ州保健局発表)。2例目は、スペインとポルトガルに渡航歴のあるサンパウロ州ビネード市在住の29歳の男性(6月11日付サンパウロ州ビネード市政府発表)。3例目は、ポルトガルへの渡航歴があるリオ・グランデ・ド・スル州在住の男性だった(6月12日付保健省発表)。

保健省は、5月23日にサル痘の動向を監視するチームを発足させた。感染の疑いがある症例を追跡するほか、病院や検査機関によるサル痘ウイルスに対する診断の定義に関する行動計画の策定などを行う。

(古木勇生)

(ブラジル)

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