新型コロナBA.2株流行で感染者数が再び増加傾向へ

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2022年05月23日

アルゼンチン保健省の5月15日付の報告によると、同月8日から14日までの全国の新型コロナウイルス新規感染者数は3万3,989人で、前週と比較して92.6%増加した。新規死者数は47人、累計死者数は12万8,776人となった。

保健省によると、アルゼンチンでは1週間に約90万人の新規感染者数が確認された1月中旬をピークに、その後は大きく減少していた。ただ、5月に入り再び増加傾向にある。増加の主な要因として、保健省は、全国のワクチンのブースター接種(3回目接種)率が49.6%にとどまって伸び悩んでいることと、感染力が強いとされるオミクロン型変異株のBA.2系統が流行していることを挙げた。

科学・技術・イノベーション省が所掌する新型コロナウイルスのゲノム解析プロジェクト(PAISプロジェクト)の報告によると、4月末にブエノスアイレス市の感染者のゲノム解析を行った結果、全体の87%がBA.2株に感染していた。保健省は4月末に、BA.2よりもさらに感染力が強いとされるBA.4株、米国でも広がっているとされるBA.2.12.1株も国内で確認されていると報告した(5月11日付現地紙「テラム」、5月11日付現地紙「クラリン」、5月15日付現地紙「インフォバエ」)。

カルラ・ビソッティ保健相は5月15日、「新たな行動制限措置の導入は考えていない。新型コロナウイルスを根絶することはできない。今後も感染者数は増加し続けるだろう。従って、ワクチン接種を促すことが必要不可欠」だと、現地ラジオ番組のインタビューで述べた(5月15日付現地紙「インフォバエ」)。また、翌16日に開催された連邦保健委員会(COFESA)で同保健相は「(感染の)第4波が到来したが、感染拡大に対応できる医療体制が整っている」と発言した(5月16日付保健省公式ウェブサイト)。

(山木シルビア)

(アルゼンチン)

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