輸入品の知的財産権登録の義務化、運用開始日を半年延期

(ケニア)

ドバイ発

2022年05月30日

ケニアの模倣品対策機関(ACA)は5月24日、輸入品の知的財産権登録(Recordation)を義務付ける制度の運用の開始を2023年1月1日に延期すると発表した(プレスリリースNo. 2/2022外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。今回の延長により、登録までの準備期間が当初の開始予定日から6カ月猶予されたことになる。

ACAは当初、同制度の運用を2022年7月1日より開始すると発表(2022年5月9日記事参照)しており、本登録制度の概要や手順を説明するガイドライン外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますFAQ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますをウェブサイトで公開するなど情報提供も進めていた。しかし、運用開始日までの事前登録期間がわずか2カ月と短かった上に、当初のプレスリリース直後からオンライン登録システムのAIMSには接続できない状態が続いている。

ACAの運用開始について、関連の日本企業からは依然として懐疑的な声が上がる。現時点では、登録が再度可能となる時期に関して発表はなく、ACAのアナウンスには今後も注視を要する。

(関景輔)

(ケニア)

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