航空運航業者協会、国内線運休や遅延の可能性を示唆

(ナイジェリア)

ラゴス発

2022年05月18日

ナイジェリア航空運航業者協会(AON)は5月16日、ジェット燃料(ジェットA1)の不足を理由に、国内線のスケジュール変更や運航取りやめが発生する可能性があることを示唆した。同協会はその上で、政府や関係各所と連携し、事態を回避すべく全力を尽くしていると述べた。ジェトロが調べたところ、既に一部航空会社にフライトキャンセルが出ている。例えば、5月17日におけるダナ・エア外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますのラゴス発アブジャ行は、7便のうち3便が欠航している。

AONは5月上旬にも、ジェット燃料の価格高騰を理由に5月9日から国内線の運航を無期限で停止すると発表していた。本停止措置は、AONと当局との対話が持たれ、前日になって回避されたところだが、今回再び国内線利用者に影響が及ぼうとしている。ジェット燃料の価格は、短期間のうちに1リットル当たり約0.3ドルから約1.2ドルに急騰している。

(谷波拓真)

(ナイジェリア)

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