韓国統一部、北朝鮮での新型コロナ感染者拡大に伴う防疫協力を提案

韓国統一部は5月16日、北朝鮮の新型コロナウイルス感染者数が120万人を超える中（注）、ワクチンをはじめ医薬品、マスク、診断キットなどを提供し、韓国の防疫経験の共有などの技術協力を進めるため、南北共同連絡事務所を通じ、実務者による接触機会を提案したと発表した。

同部では、北朝鮮側は明確な意思を明らかにしていないとしつつも、北朝鮮側が韓国の保健・防疫協力の提案に応じることを期待しているとした。

（注）5月16日現在。韓国統一部によれば、北朝鮮の朝鮮中央通信は5月13日、「4月末から原因不明の熱病が全国的に拡大している」と報じた。新型コロナ感染者については、「有熱者」と表現している。

（当間正明）