米ハワイ州が最低賃金を段階的に引き上げ、2028年には時給18ドルに

(米国)

ロサンゼルス発

2022年05月13日

米国ハワイ州議会は5月4日、州の最低賃金を2028年までに時給18ドルに引き上げるための法案を可決外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

ハワイ州の最低賃金は、2018年に時給10ドル10セントとなって以降、4年間据え置かれてきた。今回の改正により、同州の最低賃金は2022年10月1日から2028年までの間に、隔年で段階的に引き上げられる。具体的には、2022年10月1日から時給12ドル、2024年1月1日から14ドル、2026年1月1日から16ドル、2028年1月1日から18ドルとなる。

また、同州では、チップを受け取る従業員の最低賃金を一律に減額することが認められており、その減額幅は2016年から1時間当たり75セントとされてきたが、これも段階的に引き上げられ、2022年10月1日から1ドル、2024年1月1日から1ドル25セント、2028年から1ドル50セントとなる。

同州議会では、民主党が上下両院で多数派を維持しており、両院ともに最低賃金の引き上げ法案を支持した。同法案は、デービッド・イゲ知事(民主党)の署名を経て成立となる。

スコット・サイキ州下院議長(民主党)は、「ハワイ州世帯の42%が家計のやりくりに苦労していることを明らかにした調査が、本法案が支持された背景にある」と述べた。

物価の上昇が最低賃金の上昇に大きく影響しており、米国労働省の発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、ハワイ州ホノルル地域の2022年3月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月に比べ7.5%上昇し、特にエネルギー(32.6%)や食料品(9.5%)の伸びが家計にダメージを与えている。

(サチエ・ヴァメーレン)

(米国)

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