ワクチン未接種者も陰性証明でコロンビアへの入国可能に

(コロンビア)

ボゴタ発

2022年05月09日

保健省は4月29日、決議692号を公布し、水際措置の緩和を発表した。5月1日以降コロンビアに入国する者は、ワクチン未接種でもPCR検査などの陰性証明書があれば入国できるようになった。これまでは、非居住者は一度もワクチンを接種していない場合入国が認められていなかった。

また政府は、法令655号PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)にて、衛生プロトコルの緩和も発表した。ワクチン接種率70%以上の自治体では屋内でのマスク着用が不要となる。

これら5月1日以降の新たな新型コロナウイルス関連対策の詳細は以下のとおり。

1.水際措置

空路および海路でコロンビアに入国する18歳以上の旅行者は、搭乗・乗船14日以上前に接種を完了したワクチン接種証明を提示する。ワクチン未接種または接種が完了していない者は、出国前72時間以内のPCR検査または48時間以内の抗原検査の陰性証明を提示する。フライトの72時間前から1時間前までに、指定のアプリCheck-Mig外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますへ出入国情報を登録する。

2.マスク着用

ワクチン2回接種率70%以上かつブースター接種率40%以上の自治体について、屋内でのマスク着用義務を撤廃。ただし医療機関、高齢者介護施設、公共交通機関では、引き続き着用が義務付けられる。5月15日以降は、教育機関の屋内でもマスク着用が不要となる。

3.ワクチン接種証明提示

レストランや映画館、イベント会場などへの入場に際し義務付けられていたワクチン接種証明の提示義務を撤廃。

なお、4月30日までの予定だった衛生上の緊急事態宣言は、6月30日まで延長することが定められた。

(茗荷谷奏)

(コロンビア)

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