天津市、5月21日に全市民を対象とするPCR検査を再び実施

(中国)

北京発

2022年05月24日

中国・天津市は5月21日に全市民を対象とするPCR検査を実施した。同市では5月15日にも全市民を対象とするPCR検査が行われていた。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、天津市は感染状況に応じた防疫対策を強化している。多くの日系企業が進出している天津経済技術開発区では5月18日から一部の地域が封鎖地域に指定され、行動制限措置が講じられている。

また、多くの感染者が確認されている北辰区では、5月19日から区全域を「防範区(警戒エリア)」の対応措置に基づいて管理しており、住民に対して区外への不要不急の移動を控えるよう求めている。そのほか、医療関係者を乗せた車両、救急車・消防車などの特殊車両、防疫・生活物資を輸送する車両などを除き、車両の区外への移動を制限する。また、区内すべての飲食店で店内飲食を一時停止するなどの措置が講じられている。

交通面では、5月19日時点で市内38カ所の地下鉄駅が一時閉鎖されている。

なお、天津市衛生健康委員会によると、5月19日0時から24時までの天津市の新規感染者は8人、新規無症状感染者は11人、2月24日から5月19日までの天津市の累計感染者数は654人、入院治療中は38人、累計無症状感染者数は432人となっている。

(張敏)

(中国)

ビジネス短信 2df22a4f9470fe91