米国務・国防長官がウクライナ訪問、追加支援を表明

(米国、ウクライナ、ロシア)

ニューヨーク発

2022年04月26日

米国のアントニー・ブリンケン国務長官とロイド・オースティン国防長官は4月24日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問し、同国のボロディミル・ゼレンスキー大統領ほか閣僚と会談を行った。ロシアがウクライナに侵攻して以降、米国の閣僚がウクライナを訪問するのは初めてだ。

国務省のプレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、両国は米国によるウクライナ支援について協議した。ブリンケン長官は、外交と対話を通じて、ロシアの侵攻を阻止するウクライナに対する新たな支援を表明し、ジョー・バイデン大統領が現在空席となっている駐ウクライナ大使のポストに駐スロバキア大使を務めるブリジット・ブリンク氏を指名する意向を持っていると述べた。また、米国が今週から外交官を段階的にウクライナに戻す方針を伝えた。軍事支援の面では、新たに3億2,200万ドル以上をウクライナ支援のために拠出し、ロシアがウクライナ東部ドンバス地域での攻勢を強めていることに対抗すべく、ウクライナ軍がより先進的な兵器と防空システムを入手することなどを支援する。これにより、米国は2月24日のロシアによる侵攻開始以降、ウクライナに対して総額約37億ドルを支援することになる。

ブリンケン長官は帰国後の4月25日に行った記者会見外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで、これまでの支援やロシアに対する圧力、今後の進め方について、ゼレンスキー大統領らと協議でき「重要な時間だった」と総括した。その上で、「ロシアの戦争の目的に照らせば、同国は失敗しており、ウクライナが成功している。われわれは、ウクライナが最終的に成功するまで支援を続ける」と強調した。オースティン長官は記者から米国が目指す成功について問われ、「ロシアが、ウクライナ侵攻のようなことができなくなる程度まで弱体化することを望む。特にNATOをはじめとする国際社会が一致団結する必要がある」と述べた。

(磯部真一)

(米国、ウクライナ、ロシア)

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