米フィラデルフィア市、屋内でのマスク着用義務を再開

(米国)

ニューヨーク発

2022年04月13日

米国ペンシルベニア州フィラデルフィア市は4月11日、新型コロナウイルス感染者数の増加に伴い、18日から屋内でのマスク着用義務を再開すると発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。これは、米疾病予防管理センター(CDC)が各州郡単位で感染リスクを3段階に分類しているマスク着用ガイダンス外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます2022年2月28日記事参照)で、フィラデルフィア市近郊の感染リスクが「低い(Low)」から「中程度(Medium)」に更新されたためだ。なお、同市では感染リスクが「中程度」の場合、飲食店内を利用する際にワクチン接種証明の提示は求められない。

フィラデルフィア市のジム・ケニー市長は発表で「(マスク着用を義務付けることで)感染者数の増加を抑制し、厳格な措置を取らなくなることを望む」と述べた。

「ワシントン・ポスト」紙によると、同市は2022年春にマスク着用義務を再開する初めての主要都市となる(4月11日時点)。同市では11日時点で過去2週間に1日平均142人が感染しており、その前の10日間より50%増加している。

(吉田奈津絵)

(米国)

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