2023年1月の食品表示法改正に向け、消費期限の定義新設

(韓国)

ソウル発

2022年04月05日

韓国の食品医薬品安全処は3月31日、2023年1月に改正が予定される「食品等の表示・広告に関する法律」に先立ち、「食品などの表示基準」を改正・告示した。

今回の表示基準の改正では、同法改正によって食品などに表示される「流通期限」(注)を「消費期限」に改正することに伴い、消費期限を「表示された保存方法で保存する場合、当該食品を摂取しても安全上問題がない期限」と定義した。表示改正の目的について、同処は「OECD主要国で『消費期限』を採用する国際的な潮流に合わせ、これまでの誤認や混同による食品ロスを削減することによって、カーボンニュートラルの実現に貢献するため」としている。

また、同処では、事業者や消費者の消費期限に対する理解増進のため、政府の食品安全に関するポータルサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで関連する情報の詳細を公開している。

(注)「製品の製造日以降、消費者に販売することができる期限」と定義されていた。

(当間正明)

(韓国)

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