隔離と検疫期間中の検査回数を削減

(台湾)

中国北アジア課

2022年04月20日

台湾の中央流行感染症指揮センター(CDC)は4月19日、在宅隔離および入境後の検疫期間中の新型コロナウイルス検査規定の変更を発表し(中国語外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます英語外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)、4月20日から適用した。具体的な変更内容は以下のとおり。

1.在宅隔離の場合

従来、隔離期間の5~7日目、10日目(隔離期間満期)、自主健康管理期間の2日目と4日目に、合計4回実施していた検査を、隔離期間満期となる10日目の1回に変更する。検査は、抗原検査もしくはPCR検査とする。なお、10日目の検査用に加え、隔離期間中に症状が出た場合に備え、予備の抗原検査キットを1セット支給する。

2.在宅検疫の場合

従来、検疫期間の3日目、5日目、10日目(検疫期間満期)、自主健康管理期間の2日目と4日目に、合計5回実施していた検査を、検疫期間満期となる10日目の1回に変更する。検査は、抗原検査とする。なお、10日目の検査用に加え、検疫期間中に症状が出た場合に備え、予備の検査キットを1セット支給する。

CDCによれば、台湾域内の新型コロナウイルス感染者の急増に伴い、隔離対象者も増加していることや、隔離および検疫対象者に対する管理の質やリスク管理を考慮し、専門家の意見も踏まえ措置を調整したという。なお、期間の変更はなく、10日間の隔離または検疫期間終了後、7日間の自主健康隔離を行う(2022年2月15日記事参照)。

(柏瀬あすか)

(台湾)

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